【全館】グローバル・コミュニケーション学部 胡士雲先生より図書を寄贈いただきました

投稿日時: 2021/08/25 図書館管理者


書   名 『汉语亲属称研究(中国語の親族呼称についての研究)

著   者 胡士雲 グローバル・コミュニケーション学部教授

発 行 所  (中国)商務印書館

発行年月日 20079月(394ページ)

 

紹 介 文

本書は著者の博士論文に基づいて修正し出版したものである。

親族呼称はすべての言語にある基本的な語彙である。中国語における親族呼称は早く甲骨文の中にすでにその片鱗を見えた。宗族観念の支配と国内各民族言語間の相互影響により、数千年来、中国語の親族呼称は複雑多岐にわたる変化を受けている。それぞれの親族関係に相応する呼称があるのは言うまでもなく、ひとつの親族関係に複数の呼称が対応したり、ひとつの呼称に複数の親族関係が対応したりして、多層的複雑になっている。また、中国語の文献は膨大な蓄積を持ち、歴史の長さや方言の分岐、社会文化及び言語心理などの影響により、もともと複雑な親族呼称がいっそう理解しにくい状態になっている。本書は系統の角度から、古代や現代、ともに共通語や方言などの資料を用い、中国語の親族呼称について総合的研究したものである。





書   名 『汉语亲属称谓研究论集(中国語(漢語)における親族呼称研究論文集)

著   者 胡士雲 グローバル・コミュニケーション学部教授

発 行 所  神戸学院大学出版会

発行年月日 20213月(442ページ)

 

紹 介 文

著者は1990年代から通時的・共時的な角度から中国語の親族呼称を研究しつつ、数篇の研究論文を発表した。この論文集は著者が発表した論文を集めたものである。編集中に、元の各論文における異なっている体裁を統一し、各論文の要旨を日本語の翻訳を加えた。

 論文集は計11篇の論文を収録しており、巨視的な研究がある一方で、微視的な研究もある。巨視的な研究では俯瞰的に中国語の親族呼称を観察し、微視的な研究では言語の事実に基づき、研究対象となった言語の変遷を詳しく論じた。



書   名 『汉语亲属称谓研究论集(中国語(漢語)における親族呼称研究論文集)

著   者 胡士雲 グローバル・コミュニケーション学部教授

発 行 所  (中国)中華書局

発行年月日 201110月(315ページ)

 

紹 介 文

本書は『江蘇方言研究叢書』の一つである。

 江蘇省は、中国の東部にあり、また南方・北方に中間地域に位置する。江蘇省が管轄する面積は、中国の各省において、小さい方であるが、呉方言・下江官話・中原官話等三つの方言地域を持っている。そのため、江蘇省は方言研究にとって、重要な地域である。著者の故郷である漣水の方言は、下江官話に属する。本書は漣水方言を研究したものであり、漣水方言の音韻系統・語彙・文法などを詳しく記録した。その上、漣水方言の音韻系統と共通語・古代漢語の音韻系統と詳しく比べ分析した。





書   名 『汉语与中国文化十讲(中国語と中国文化十講)

著   者 胡士雲 グローバル・コミュニケーション学部教授

発 行 所  大阪外国語大学学術出版委員会

発行年月日 19983月(214ページ)

 

紹 介 文

本書は大阪外国語大学(現大阪大学外国語学部)に在任中に担当した科目「言語と文化」の教材に基づいて整理し出版したものである。

 言語と文化は密接な関係があり、あることばからその民族の文化を多く見ることができる。この見方に基づき、本書は「漢字、中国語の共通語と方言、中国人の姓名、中国の地名、親族呼称と一般呼称、言語のタブ、中国語の罵語、対聯、ことわざから見た人間関係、中国語と中国人の思惟方法」などの10テーマを分け、中国語と中国文化との様々な関係を指摘し、中国語と中国文化を紹介した。




書   名 『日本社会语言学(日本社会言語学)

著   者 真田信治

翻 訳 者 胡士雲(訳者代表)

発 行 所 (中国)中国書籍出版社

発行年月日 199610月(124ページ)

 

紹 介 文

本書は当時大阪大学教授である真田信次氏の原稿を中国語に翻訳したものである。本書は当時における日本の社会言語学に関する研究状況や最新の研究動向を紹介し、日本の社会言語学の状況を理解しようとする中国の研究者に資するものである。全書は7章で構成され、7人が一章ずつ翻訳した。